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『500年の学校〜おとなのためのフォルケホイスコーレ〜』 第2期開催レポートvol.7(2026年5月)

REPORT

5月3日 直感を信じ、自然の向かうほうへ

 

500年の学校 第2期・7回目。
新緑が眩しく、里山の植物たちがいきいきと呼吸する季節。
簗田寺で、この日の学びがはじまりました。

 

朝の気持ちのシェアでは、先月の畑のワークを経て実践できたことや、これからやってみたいことをそれぞれの言葉で。同じひと月でも、あっという間だった人、ゆっくりと流れていった人。時間の感じ方の違いにも、それぞれの暮らしがにじみます。

 

今回ご一緒したのは、フラワースタイリストの 平井かずみさん。
植物や花と向き合い、自分の感覚に耳を澄ませる一日です。
午前は里山へ。
簗田寺で活動する花綵のちかさんの案内のもと、この土地に息づく貴重な植生にも触れながら、心惹かれた植物、ふと目が合った植物を、それぞれの直感で選んでいきます。

 

手ざわり、香り、色、かたち。
五感をひらきながら植物を見つめ、感じたことを言葉にし植物のカルテをつくります。
そして最後に、その植物の名前を知る。名前を知った途端、少し遠かった存在が、ふっと近しいものになる。その小さな変化に、自然と会話も弾みました。

 

昼食は、里山ご飯さんのケータリングを、ときとそらの空間をお借りして。
色鮮やかな食卓を囲みながら、笑い声の混じるやわらかなひととき。

 

午後は、みんなでいける花と、一人でいける花。
上手にいけるのではなく、植物の向かうほうへ。今見えている景色を、そのまま器のなかへ移し替えるように。
「自然のまま、丁寧に」――かずみさんの言葉に導かれながら、そっと手を添えていきます。迷いながらも、自分の感覚を信じること。
植物に触れるうち、受講生たちの表情はどこか幼い頃のようにやわらぎ、無邪気なまなざしが、あちらこちらに生まれていました。

 

ダイアローグのテーマは、「美しい」。
何に心が動くのか。なぜ、それを美しいと感じるのか。
人だけが持つともいわれる、その感覚について言葉を交わします。
植物と過ごした一日のあとに生まれる言葉は、どこか深く、静かに、自分の奥へと届いていくようでした。

 

この日見つけた「美しい」を、それぞれの日常へ持ち帰って。次の学びへ続きます。

 

<1日の流れ>
am:朝のブレスト/里山散策と植物カルテ/昼食
pm:みんなの花と1人の花/ダイアローグ

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