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『500年の学校〜おとなのためのフォルケホイスコーレ〜』 第2期開催レポートvol.2(2025年12月)

REPORT

12月7日(日) 光の中で、深まっていく時間。

 

澄み渡る朝の空気に、色づいた紅葉がやわらかくきらめく日曜日。
「500年の学校」第2回目の一日が、穏やかに始まりました。

 

久しぶりに顔を合わせた仲間たちは、どこかほっとした表情で集まってきます。
「みんなに会えて安心した」「この時間があってよかった」
そんな声が自然にこぼれ、朝の気持ちを分かち合う輪の中に、静かな温度が満ちていきました。

 

午前の時間は、簗田寺のガーデナー・埜口さくらさんとともに、庭と向き合うひととき。
静かに黙々と手を動かし、風や土の気配に耳を澄ませる。
草を抜き、水仙の球根を植えるその動作は、まるで自分自身を整えていくような静けさを帯びていました。
一度植えれば毎年花を咲かせる水仙は、簗田寺と私たちとの繋がりを育みます。

 

昼食は、moiベーカリーさんの色鮮やかなケータリング。
合間にCONZEN COFFEEへ散歩に出る人もいて、寺全体がゆるやかに生徒たちの居場所となっていくのを感じる時間でした。

 

午後は、齋藤美和さんを迎えての「お香づくり」。
使う素材は主に簗田寺の里山で採取された山の粉たち。
香りを聴き、選び、乳鉢で混ぜ、手の温度で練り、形にしていく――
五感が少しずつ開いていくような、静かで豊かな体験でした。

 

「いまこの一瞬に自分がいいと思ったものが詰まっている」
「選んだ香りから、自分の”いま”を見つめる」
美和さんの穏やかな言葉に導かれ、それぞれの個性がふわりと香り立つ作品が生まれていきました。

 

そして今回から、ダイアローグのテーマはカードを引いて決めることに。
今日のテーマは「休む」。その”休む”という言葉の捉え方は、人によって本当にさまざまです。
対話を重ねるうちに、互いの考え方にそっと触れ、新しい気づきが静かに芽生えていく様子が印象的でした。

 

2回目にして、すでに内側に生まれはじめた変化を感じ取っている人も少なくありません。
「ここに一年通い続けたら、きっとすごいことが起きる気がする」
そんな期待に満ちた言葉が、やわらかく胸に残りました。

 

また来月、どんな時間が待っているのでしょうか。
静かな余韻とともに、2回目の1日が幕を閉じました。

 

 

<1日の流れ> am:朝のブレスト/季節の庭仕事/昼食/pm:お香作り/ダイアローグ

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