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『500年の学校〜おやこのためのフォルケホイスコーレ〜』 第1期開催レポートvol.2(2026年6月)

REPORT

6月21日 お寺で縄文倶楽部

 

みんなの願いが届いたのか、前日までの雨予報が変わり、
雨が降ることなく第2回の親子講座を迎えることができました。

 

朝のチェックインでは、前回の「はじめまして」の緊張もほぐれ、笑顔が広がるあたたかな時間に。
一人ひとりが今の気持ちを言葉にしながら、一日が始まっていきます。

 

今回のテーマは、旅する料理人・三上奈緒さんと過ごす「お寺で縄文倶楽部」。
はじめに、校長先生から「かつて簗田寺の里山には縄文の集落があった」というお話を聞き、
縄文の暮らしへと思いを巡らせました。

 

午前中は里山へ移動し、まずは火起こしに挑戦。
みんなで火起こし場をつくり、「大人チーム」と「こどもチーム」に分かれて火起こし対決を行いました。
前日までの雨の影響もあり、火はなかなかつきません。それでも縄文式や弥生式、メタルマッチなど、さまざまな方法を試しながら何度も挑戦を重ねます。
途中からは大人も子どもも親子も混ざり合い、ひとつの火を目指して必死に手を動かしました。
約1時間半粘ったものの、最後はマッチで火をつけることに。
それでも子どもたちからは「火がつかなくて悔しかったけど、楽しかった!」という声が聞こえ、
その一言に、この時間の豊かさが表れているようでした。

 

続いては、黒曜石を使った鹿肉の解体。
最初は戸惑っていたみなさんも、少しずつ黒曜石の扱いに慣れ、声を掛け合いながら一口大に切り分けていきます。
みんなで作る昼食は 「木の実の粟粥と鹿肉の焼き肉」
里山で拾った木の実を石で割り、縄文土器で炊いた粟粥に添え、鉄平石で焼いた鹿肉をいただく。
手間がかかるからこそ、一人ではできないからこそ、自然と助け合いが生まれ、
食事を囲む頃にはみなさんの距離もぐっと近づいていました。

 

午後は、今回の体験をもとに「生きるとは」をテーマにしたダイアローグ(対話)の時間へ。
大人たちからは、「手間をかける時間の中にこそ、生きている実感がある」といった声もありました。
こどもたちも、それぞれの視点や感じたことを伝え合い、お互いの話に耳を傾ける時間を過ごしました。
最後は、みんなで一日の振り返りを。初回は緊張して言葉が出なかった子が、
この日は一番に手を挙げ、自分の想いを話してくれる嬉しい場面も。

 

講座の途中、ある子が「クリエイティブだね」と呟いてくれました。
まさに、自分で考えて知恵を絞り、暮らしをつくること。
その創造の大変さ、楽しさ、そして豊かさを五感で感じた1日になりました。

<1日の流れ>
 朝の気持ちのシェア/火おこし・調理
 昼食「木の実の粟粥と鹿肉の焼き肉」/ダイアローグ・振り返り

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